ビビりつつも

こういう、相手の顔の見えないところでものを言うのはとても怖いですね。
僕は自分で思っているより古風なのかもしれない。

烏蛇くんからコメントをもらえた、ということで彼の公認を得た、と曲解して、彼の記事に対する感想を述べたいと思います。
http://d.hatena.ne.jp/crowserpent/20080805
の内容について。
本好きの物静かな友達の少ない男の子が、恋愛しないことを決めた、というお話。
読ませてもらって思うことはいろいろあったのだけれど、それを口に出さないようにしていました。
「続き」があると思ったので。
また、「自分語り」には、過去の自分を現在の自分で相対化して自分の人生を再評価する、という効果もあるので、そのような繊細な作業中に外野は口をはさんではイケナイとも思ったのです。
ではなぜ、今さら口を出すのか。
それは、おせっかいとは知りつつも、思考の材料として、同じような半生をたどりつつも全く違う生き方を選んだ男の存在を提示したからったです。

僕も本好きの友達のまったく!いない児童で、それゆえの迫害も受けた経験があります。
フェミニズムにも同じような時期に出会っています。
キッカケは少し違っていて、僕の場合は、父がマルクス主義労働運動家で、彼の蔵書や、彼の周りにいた女性運動家がフェミニズムとの出会いでした。
その経験は、今からすると子供にはかなり過激で、女性運動家の主催するボランティア団体では、実際にレイプ被害にあった女性やパートナーの暴力にさらされる妻などを目の当たりに(マジでキッツい子供時代やで、我ながら)。
「男=アクマ」みたいな観念を植え付けられた。
それで、自分が男であること自体が罪深いように感じたし、十代になってからは自慰のためにポルノを見ることも「性的搾取」してるんだ、って心苦しかった。
そういう前半生を歩んでも、僕は「恋愛放棄」していない。
むしろオンナ好きのナンパ野郎・・・

この違いに何か思うことはないだろうか?